今日仕事の帰りに一人でRed Rocksに寄ってDonald Fagen, Michael McDonald, Boz Scaggsのコンサートを見た。Stingのときと異なり客は会場の約半分程度しか埋まっていなかった。あまりに客が少ないためドンドン前に詰めるよう指示され、まるで飛行機においてエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードするように、自分が購入した最も安い席から一段階高い席に移動することができた。アーティスト3人ともが60歳くらいだったためか、見たところお客さんも50代半ばの夫婦か同年代のオッサンが大半であった。半数近くのオッサンはMichael McDonaldみたいな髪型とアゴ髭を所有していた。おそらく床屋で"Michael McDonaldみたいな感じでお願い"みたいな頼み方をしているのでないかと想像する。残りの4分の1はBoz Scaggs風であったが、あくまでも「風」であり、そこまでキマッている人はいなかった。Donald Fagenのようなカッコいい人は皆無であった。
客の入りが悪かった上に音が悪すぎてコンサートのチケットが完全に無駄な投資になってしまったかと心配した。音がどう悪かったかというと、高調波が100次くらいまで発生しているのではないかと思われるほど、アンプやスピーカーがダイナミックレンジを大きく超えた非線形な領域で使用されていた。平たく言うと、ヘビメタのコンサートかと間違えるほど音が大きすぎて割れていた。音質を大切にするスタジオミュージシャンのような職人的イメージを持っていたために意外であり落胆した。しかしながら、コンサートの後半でWhat a fool believes、I.Y.G.、Lowdownが連続して演奏されると近くに座っていた50代半ばの夫婦たちが総立ちになり狂ったように踊り出し、大変盛り上がった。これらの曲の生演奏が聞けただけでもこのコンサートに行った価値はあった。今日はコンサートの最後まで暖かかったが、時期的にRed Rocksでコンサートを見るのは今季はこれが最後であろう。
