2010年6月1日火曜日

エネルギーと国家安全保障

先月卒業した研究室の学生がついに以下の研究所に就職することに決めたそうだ。
http://www.sandia.gov/
週末に行ったNew Mexico州最大の都市であるAlbuquelqueにあるDOE管轄の国立研究所で、事業内容のトップに掲げられているのがNuclear Weapon(核兵器)の安全な維持管理。3番目と4番目は国家安全保障。面白いと思うのは新エネルギーに関する研究開発が2番目に掲げられているということ。米国政府がエネルギー確保を国家安全保障の一部と位置づけていることを示しているように思われる。

 日本の行政機関も「環境・エネルギー」を重要な課題と位置づけてはいる。しかしながら、その問題意識はあくまで経済的な視点であって、エネルギーを供給する国々が価格を極端につり上げて来たり、本当にエネルギー源が枯渇して国家間で奪い合いとなり戦争の危険が高まった時に我が国はどうするのか、という危機的な状況までをも想定の範囲にしているようには感じられない。