2010年6月27日日曜日

米国敗退

昨日、ワールドカップ決勝トーナメントにおいて米国とガーナが対戦した。スポーツバーあるいはスポーツ観戦可能なレストランでランチをとることを予定していたのだが、下駄箱代わりに使っている物置の鍵を閉めてしまい、家族全員の靴を取り出せなくなってしまい計画が実行出来なくなってしまった。仕方なくテレビで試合を観戦することにした。試合の方は延長戦に突入する接戦だったが、ガーナの方が明らかに上手で残念ながら米国は敗退してしまった。残念ながら米国のスポーツバーにおけるサッカー観戦で米国国民が盛上がるのを見る機会は失われてしまった。
米国は長い間サッカー不毛の地とされてきたが、米国に来てみてもはやそれは相当古い情報だということがよく分かった。予選の間中、米国の試合がある日は普段は昼からしか開店しないスポーツバーやレストランが朝8時から開店して賑わっていた。米国以外の試合も大勢の人が興味を持って観戦している。他の国との大きな違いはビールを飲みながら観戦している女性一人客がいる点。その理由は米国では他の国と異なり、サッカーは元々女性のスポーツとされてきたため、女性でプレーした経験がある人が大勢いるため。これは驚くべきことで、日本でだけでなく、ヨーロッパでも女性がサッカーをプレーしたことが大勢いる国などどこにも存在しない(南米は知らないが)。
大勢の女性がサッカーを経験しているとどうなるかというと、彼女達が母親になったときに子供達がサッカーに取り組むことをencourageすることになる。具体的には中学・高校のサッカーの部活の観戦、送り迎えに母親たちが積極的に関わることになる。そのような若い世代のなかから選ばれた学生が国の養成プログラムに送られるそうだ。米国はスポーツに限らず(学問でも)科学的な能力開発メソッドの開発に特に優れているため、現時点では参加者がそれほど多くなくても米国のサッカーのレベルは決して低くない。1994年の米国大会はベスト16、98年と2006年はワールドカップ出場は果たすも予選敗退、2002年の日本大会はベスト8、今大会はベスト16。日本と同等かそれより少し強いといったところだ。
これからも米国はサッカーがどんどん強くなる余地がある。まず、若い世代での人気が非常に高いこと。それと上で述べたような彼らを強力にサポートし、自分でもプレーする母親達。さらにサッカー好きなヒスパニック系が多く住む土地柄(我が家で受信出来るサッカー中継はスペイン語放送のみ)。それと、国と国との戦いということになると猛烈に熱くなる国民性。南米の国々と頻繁に試合をするようになると、世界屈指のサッカー大国に成長するポテンシャルは十分あると私は考えている。