2011年2月10日木曜日

刺青判別法

"Freakonomics"のDVDの中でシカゴ大学の研究グループが金銭的なインセンティブが成績向上にどれだけ役に立つかということを公立中学の底辺層の学生を使って実験している映像を見た。その中でEminemのような白人底辺層の中学3年生の少年が電動歯ブラシくらいのサイズの刺青を彫る装置で授業中に入れた刺青を同級生に自慢するシーンがあった。一生消えない刺青をいとも簡単に入れてしまうことを見せることによってその学生がいかに頭が悪いかを強調する目的であったのであろう。私は愕然とした。上の写真は学校から帰ってきた息子の腕に貼られた刺青シール。上記のドキュメンタリーの件があったので一瞬焦った。そうでなくても刺青を体に彫ることは一番の親不孝だと息子に説教した。
ところで、こちらに来てから刺青を入れた人をよく見るうちに、服を着た状態で服の下に刺青が入っているかどうかを調べるための方法を思いついた。これが実用化できればたとえば、駅、空港、企業の受付、パチンコ屋、居酒屋、野球場、競馬場などさまざまな場所に設置しセキュリティーに役立たせることができる。私は大金持ちに成れるかもしれないと胸が膨らんだ。ただし、私の考えた方法では刺青の顔料に金属原子が含まれていることが前提である。
WikipediaのTattoo inkの項目によると黒以外の色がついたものは大きく分けて遷移金属系の顔料とアゾ系顔料に分類されるようである。アゾ系顔料は駄目だが遷移金属系の顔料であればうまくいきそうである。磁性を持つ遷移金属のために病院でMRIによる検査を断られることがあるという記事もたくさん存在する。このような記述は実際に刺青のインクに遷移金属が含まれていることを示す証拠と言える。これはいよいよ私が大金持ちになるチャンスだと確信した。
ここまで考えて、刺青を彫った人のうち、本当に有害な人たちは小指が欠損していることが多いことに気がついた。すなわち、服を着たままで誰にでも人目で分かる。こうして私の妄想は一気に萎んだ。これが私の日常である。