仕事で使っている装置から窒素ガスが漏れていることに気がついた。バックアップの装置を分解してみるとその部分はインジウムという柔らかい金属でシールされているべきところであった。おそらくインジウムシールが破れているということが分かり、他の研究室からインジウムワイヤーを分けてもらい応急処置した。
イタリア人の研究者からインジウムは他にはどんなところで使われているのか聞かれた。我々の仕事と最も関係があるところではIII-V族半導体の原料の一種なので量子ホール効果が最も関連あるし、現在産業で最も重要な用途はディスプレーの透明電極なんじゃないかということを話した。
その後そもそもインジウム(元素記号In)は周期律表のどこにあるのかと聞かれた。高校で全部覚えたりしなかったのかと聞いたら、イタリアでは13、14歳で専門分野を決めてしまい、自分の場合電子工学を専門に選んだので化学に関しては疎いとのことであった。私は高校生の時2日でランタノイドやアクチノイドも含めて全部覚えたと言ったら驚いていた。ほとんどが下ネタなので1日2日で全部覚えるのは実は難しくないと話したら納得した様子であった。
英語を話す人達はどうやって覚えているのか調べてみたところ、たくさん引っかかった。日本のやり方(語呂合わせ)に最も近いのはたとえば以下のものであった。
Group 13 Birmingham Alabama Gardens Into Toledo (III族:Boron Aluminum Gallium Indium Thallium)
Group 16 Orange Sherbet Selected Tea Pots (VI族:Oxygen, Sulfur, Selenium, Tellurium, Polonium)
高校の物理の授業中に聞いた語呂合わせはドギツイ下ネタのため残念ながらここで紹介するのは不適切である。