2010年12月12日日曜日

Breckenridge

今日は家族でBreckenbridgeというところにあるスキー場に行ってきた。朝5時に起床し6時に自宅を出発し、現地には8時に到着した。雪がなければ1時間半位でつくようなところである。息子にとってはスキーは2度目となるが、事実上complete beginnerであるためコロラドに数あるスキー場の中で初級者向けコースが充実しているという評判のBreckenbridge ski resortに行くことにした。スキー場の規模としては八方尾根スキー場5個分くらいの広さ。初心者向けのコースが充実していると聞いていたが、リフトの最高到達点は富士山より高い標高3800m以上の地点にあり、その直下には上級者コースが多数配置されており、上級者にとっても非常に面白いスキー場なのではないかと思われる。私は上級者コースに是非挑戦してみたかったのだが、今日は息子のトレーニングと割り切り、丸一日単一の初級者用コースを滑り続ける覚悟であった。Peak9のQuicksilverというリフトの周りのコースを滑ることにした。
息子は最初にリフトに乗る際にリフトからの降り方が分からないと、乗ることを嫌がっていた。スキー自体も不安だったようである。リフトから降りてしばらくはボーゲンで数メートル進んでは転ぶということをしばらく繰り返していた。ところが、予想に反して転ぶたびにどんどん上達しコースの中間地点くらいからはほとんど転ばなくなった。リフトの乗り場まで戻ってくるまでに1時間30分くらいかかったが、その時点までには初心者用コースであればだいたいボーゲンで滑れるような状態になっていた。2回目はリフトに乗っている時間も含めて45分で下りてくることが出来た。昼食後もう一度同じコースを滑ったところで息子は足が痛いのでまた休憩をしたいと言った。
私はこれ幸いとばかりにBeaver Run SupercharというリフトにのってPeak 9の頂上付近まで行き中級者向けコースを滑った。日本の中級者向けコースよりもかなり緩い印象であった。そこで、足とか尻とかが痛いし眠いのでもう家に帰りたいという息子に「今日は予想以上の良い出来で基本的なことは大体できるようになった。しかしここで帰ると次にやるときにまたゼロからスタートしなければならなくなってしまう。ちょっと辛いとは思うが、今日身につけたテクニックでもう少し難しいコースも滑れることを自分で確認してから帰ろう」ともちかけた。息子は泣きそうな顔で同意した。妻にはこれから滑るコースが初心者向けコースだと思い込ませることに成功した。
Quicksilverのリフトから降りて少し滑ったところで妻はそこが自分が思っていた初心者向けコースではないことに気が付き慌てた様子で遠くで何かをわめいていた。この瞬間、私は最近ハマっている"The Office"のワンシーンを見ているような錯覚を覚えた。もちろん私がSteve Carrel演じるムチャクチャな上司Michael Scott役で、妻や息子がその部下役である。そのコースを降りる途中、ちょっと急な斜面もあり負傷者が救助隊に担架で運ばれていくのも目撃したが、息子は上の写真のようにボーゲンだけでなんとか乗り切った。最初息子は渋々滑ることに同意していたのだが、下に降りてきたときには自信がついた様子であった。
一番下にたどり着いたときは午後3時半になっていた。先日研究室のメンバーから午後2時以降はマリファナを吸う連中が多いからスキー場が空くという話を聞いたのだが、午後3時半でもスキー場から人が減った様子はなかった。Breckenridgeは健全なスキー場なのだろうと考えた。家に帰ってから辞書でBreckenridgeの意味を調べたところ、俗語でBreckenridge greenというマリファナの一種があることが分かった(ランダムハウス英和大辞典)。