日本の職場から国際会議の案内が回ってきた。会議のトピックスは一昨日物理学賞が出たグラフェン。同じ研究室の人は参加するかもしれないが私は全然違うことをやっているのでメールをゴミ箱に入れようとしたのだが、Invited speakerの2番目に職場の同僚のお母さんがリストアップされているのに気がついた(ちなみに10番目が今年のノーベル賞受賞者)。米国で「炭素の女王」と呼ばれている人だ。今から15年前に私が大学院生だった頃、von Klitzingや江崎玲於奈とともに、私が所属していた研究所の外部評価委員として来たことがある。当時は米国物理学会の会長であった。指導教官がプレゼンの前に「ヤバいよヤバいよ」と言っていたことを鮮明に記憶している。息子も40代後半なのにまだ現役であることに驚いた。その同僚によると、まだ研究室はあると思うが相当スローダウンしていて博士課程の学生を指導したりはしていないと思うとのことであった。MITに会いに行ってもいいかな、と聞いたら"I won't stop you. I can't stop you."(あまり勧めはしないけど止めはしない、という意味合い)と言われた。自分は母親と会うと嫌なことを言われることが多いと以前言っていたことを思い出した。そりゃそうだ。それこそノーベル賞でもとらない限りこの母親を満足させることは不可能であろう。親父さんも物理学者でやはりMITの教授であった。
そのおばさんのより個人的なWeb siteによると本当にすごい人であることがわかる。こんなに仕事をしていて子供を4人を育てている暇がどこにあるのだろうか。こういう人からすると、子育てが忙しくて働けないとか、逆に仕事が忙しくて子どもを作る余裕が無いとか言っている女の人というのはチャンチャラおかしいのであろう。女の敵である。
ところで上記の個人的なweb siteは今までに見たweb siteの中で最悪の美的センス。まさに天は二物を与えず。私の妻はデザイナーなのでイメージアップに少しはお手伝いできると思うが。
