午前中ハイキングをして、午後はそのトレイルのすぐ近くにあるアメリカ国立大気気候センターを見学しに行った。私が滞在している研究所のすぐ裏手の台地の最も高いところに建っている研究所である。一般の人向けに公開されている研究に関する展示の中身は特に面白くなかった。しかしながら、研究所の建物がI. M. Peiに設計されたという研究内容と無関係な展示があり、それだけは予想外であり面白かった。I. M. Peiはルーブル美術館のガラスのピラミッドを作った人として知られる世界的に有名な中国系アメリカ人の建築家である。その彼が独立して最初に設計した建物がこの研究所(上の写真)。この建物はMesa Verdeの遺跡をモチーフにしているという。
Mesa Verdeは断崖絶壁をくり抜いてできた洞穴のバルコニー状のところに作られた住居の遺跡であり、800年くらい前までに作られたものだという。妙に落ち着く雰囲気であり、安全上問題がなくて、電気、水道、ガスなどが完備されているのであれば住んでみたくなる空間であった。
下の写真はMesa Verdeの岩で出来た庇の下のバルコニー状の空間の住居を再現したものらしいが、何も説明を受けなかったらほとんどの人はそれがMesa Verdeをモチーフにしたものとは思いつかなかいであろう。下の写真に写っている2つの部屋はおそらく研究者のオフィスと思われる。この研究所に最初に到着して思ったのがとても落ち着けそうなオフィスだということであった。自分もこのようなオフィスで働けばもっとパフォーマンスが上がると思う。


