昼食中、研究室のアメリカ人スタッフが今日は自分の娘は一日中math contestがあるということを述べた。数学オリンピックのように個人戦もあるが、主な目的はアメフトの試合と同じようにチームで学校の名誉をかけて対決する。その学校のチームは彼女を除いて選手は全員がアジア人だそうだ。だいたいどこの学校も同じような状況であるという。数学の問題の内容は日本の受験勉強で出てくるような数学の問題で、何かの問題を解決するために役に立つ数学ではなく単なるパズルであり、何かの役に立つわけではないけれども参加者はみんな熱くなるという。みんな実は自分も高校時代はmath contestに出ていた、とか自分も高校時代そういうことに凝っていたと言い出した。みんな人種や国籍はバラバラで見かけはそれぞれ異なるが、DNAの根本的な部分は共通であるという事実に感動した。
Math contestのようなコンテストは他にもいろいろあり、例えばGeographic beeという地理に関するコンテストもあるよと別の人が言った。Geographic beeも参加者はアジア人とネイティブアメリカン、インド人など白人以外ばかりとのこと。Beeというのはミツバチという意味以外に「会合、コンテスト」という意味があり、Geographic beeの場合は「地理コンテスト」、Spelling beeの場合は「スペルコンテスト」という意味になる。Spelling beeに関しては少し前に子供の英単語学習のモチベーションを高める目的でSpellboundというドキュメンタリーを見せた。ESPNというテレビ局が主催するコンテストの参加者の一部の予選から優勝者決定までの瞬間を見せるもので、一種のリアリティー番組といえる。こちらも参加する学生は大半がエスニックな人たちであった。Math contestと同様に、問題として出される単語はラテン語由来の病名のような超難解単語ばかりで実用性は殆ど無し。本戦に望む前の特訓の様子から見せるため、最後に優勝者が決まる瞬間はまるでRockyのラストシーンのように気持ちが盛り上がった。