2010年11月11日木曜日

corn

アメリカではハンバーガーに使われるパンもコーンブレッドのような食感だし、砂糖の代わりにコーンシロップもよく使われ、食品全般においてトウモロコシの果たす役割が日本よりも大きいように思われる。したがって食品に関して"corn"と言われると当然名詞の「とうもろこし」を連想する。だいぶ前にFood inc.を見た影響で、スーパーで売っている"corn beef"(コンビーフ)を餌としてトウモロコシだけを与えられて胃に穴が開いたような牛のことと家の妻は長いこと思い込んでいたそうである。ところが今日、"corn"には動詞で「肉に塩を振りかける、塩漬けにする」という意味があることに気がついたという。もしかするとトウモロコシだけを餌として与えてかつ塩漬けにされた牛、という一種のシャレになっているのかもしれないが。
Food inc.は上で述べたようにスーパーで売られている牛肉や鶏肉がいかに酷いものかを告発した食品に関するドキュメンタリー。たしかにそういう肉もスーパーによっては存在するのかもしれないが、そのドキュメンタリーは自分たちの主張に都合のいい映像だけを繋ぎあわせて作られたThe Coveと同じ類のシロモノではないかと考えている。
というのはワイオミング州などを車で走ると時速130 kmで走って数時間くらい行けども行けども辺りは牧場だけのところを通ることになる。それらの牧場(というか単なる荒地)は一つ一つが東京ドーム1万個分以上はあるかと思われるほど広く、そのような牧場に牛たちは放し飼いにされている。そこにいる牛たちは明らかにトウモロコシなどは食べていない。昼間は広大な牧場内を思い思いに行動し、夜になっても小屋に帰ることもない。運動が十分なので売られている肉にも脂身が非常に少ない。放ったらかしにしておくだけで質のよい牛ができるのにわざわざ手間をかけてトウモロコシを与える理由がどこにあるのだろうかと疑問に思う。
アメリカの牛肉に問題があるというのなら日本の霜降り肉の方が圧倒的に不健康。霜降り肉をありがたがって食っている連中も病的である。西洋人の目には韓国の犬肉食の週間くらい奇妙なことに見えるはずである(身動きがとれないような窮屈な檻に入れてストレスを与えれば与えるほど美味くなると信じられている。おそらくストレスによって増えた脂肪分を連中は美味いと感じるのであろう)。Food inc.やThe Coveよりも霜降り肉でドキュメンタリーを作ったほうがインパクトがあったのではないか。