「急いで」を意味するラテン語。テレビドラマのER(救急救命室)の中で頻繁に使われていた単語。大怪我をした患者が救急救命室に運び込まれてくるたびに"Get me 100 cc of plasma, stat!"(血漿を100cc、急いで!)という具合に使われていた。ERの中ではこのような緊迫した状況の中で"And, say, do you have dinner plans?"という具合に、男性医師が女性医師をデートに誘ったりしていた。
私たちの研究室ではstatという単語が使われたことは全くない。一刻一秒を争う緊迫した状況はないからだ。しかしながらERと同様に仕事の話と仕事とは無関係な話がゴチャ混ぜな状況は同じである。『トルクレンチを取ってくれるかな』『以前一緒に仕事をしていたオバサンは男性に依存しないと生きていけないという人だった』『オシロスコープのスイッチは入っている?ケーブル取って』『男性に依存するの意味分かる?そうそう、麻薬やギャンブルをやめられない人と同じで一種の依存病。とんでもないオバサンだよね』『I-V特性は?パーフェクト。じゃパルスを入れよう』『そのオバサンは去年3回目の結婚をして自分の子供3人と相手の連れ子2人と合わせて子供が合計5人になったと年賀状に書いてあった』『I-V特性は?OK、じゃあ測定をスタートするか』『女の人には気をつけたほうがいいよ、いやいや、オレよりも10歳以上年上のババアだよ』、みたいな感じ。