2010年8月10日火曜日

Bid

名詞で「入札」、動詞で(競売、入札で)「値をつける」。「落札する」は"win a bid"。昼食時にアメリカ人のスタッフが入札の問題点について不平不満を述べていた。国の機関で高額なものを買う場合は基本的に入札。そして基本的には仕様を満たすものについては最も安いものが落札。どこから買おうが品質に変わりがないものに関してはコスト削減に役に立つ制度だと思う。しかし、研究に使うハイエンド装置の場合、高くてもベストな製品が買えなければ研究に支障が出ることが多い。したがって必要な装置を購入するために、仕様書の作成に非常に時間を取られることになる。仕様書の作成に時間が取られる理由は、企業によっては大量の弁護士を使って落札できなかったケースを徹底的に検討し不当な理由で落とされたと判断した場合は訴訟に持ち込まれてしまうことがあるからである。
研究所の中に入る食堂なども入札で決定するのだが、基本的に最も安いところが落札することになっているのでどんどん質が低下しているような気がする。私が滞在している研究所も同じような状況だ。こちらの研究所のカフェテリアで日本より困った点の一つは、身体障害者を積極的に採用しなければならないことであるという。以前、盲目のコックを雇ったために1人前の料理を作るのに20分かかってしまったことがあったという。「盲目の人を雇うことが悪い訳ではないけどさ」とうんざりした表情で語っていた。現在はその盲目の調理人はいなくなったそうだが、味が魅力的でないのと選択肢が少ないため毎日外に食べに行っている。