今日の朝食はフランスで滞在していた研究所の人たちと食べた。その際、昨日の中国のGDPが日本のGDPを上回ったというニュースの話題になった。やはり昨日の報道は大手の報道機関だけでなく、地元の新聞でも大きく取り上げられたという。私は日本の総理大臣でも駐米大使でも経済産業大臣でもないのでコメントを求められても困るのだが。日本の新聞ではそのような記事は一切出ていないし、海外でそのような報道があったということに言及した記事さえなかったと伝えたら大変驚かれた。
研究室のメンバーらに調べてもらったところ、アメリカ以外ではイタリア、ブラジル、ペルー、中国ではそのような報道があった。フランスでもそのような報道があったことは確認できた。一方ドイツでは自国のGDPに関する報道はあったが日本のGDPが中国に抜かれたという報道は調べてもらった範囲では見当たらなかった。
日本では今日の産経新聞にそのような記事が載っていた。他の新聞にも中国政府の発表するGDPの情報に信ぴょう性がないという記事はあるようである。こちらでは日本のテレビ番組は見られないので分からないのだが、もしかするとテレビで大々的に報道されてしまってあらためて活字にする意味がなくなったのだろうか。普段はどうでもいいような出来事に関して「海外の主要なメディアでも大きく取り上げられている」と外国での報道ぶりを紹介するのが普通なのに今回はほとんど何にも言及されていないのは非常に奇妙である。政府がマスコミに圧力を加え、マスコミがそれに従順に従っているとしたら恐ろしいことである。