2010年8月18日水曜日

hopeとwish

hopeとwishは日本語にするとどちらも「望む」という意味だが前者は可能性があることを希望するという意味であるのに対して後者は可能性が低いことを希望するという意味する場合があるらしい。アメリカ人にとっては「暑い」と「寒い」くらいの反対語として分類されることがあるようだ。たとえば「空を飛べたらいいのになあ」という場合は"I wish I could fly."。なぜなら人間が空を飛ぶことは不可能だから。辞書の例文に「祈る」という意味で結婚した2人に"I wish you both every happiness."というのが載っていた。何の注釈もなかったが、この場合は「結婚生活がうまくいく可能性が低い」とか「どうせすぐ別れるだろうけど」という言外の意味があるのであろうか。検索してみると同じ表現は約47800件。それに対してwishをhopeに変えた場合はたったの1件。英語圏では結婚生活がうまくいく確率は人間が空を飛ぶくらい可能性が低いということが前提となっているのであろうか。
一方、病人に対して「お大事に」という場合、"I hope you get well."というのと"I wish you get well."という表現を使うのでは意味合いが違うのであろうか。検索してみると前者が364万件、後者が88万件ヒットした。したがって、この状況では前者が普通だが後者もそれなりによく使うといえるであろう。少なくとも用法の間違いではないはずだし、「(治る見込みがないとは思うけど)良くなるといいですね」という意味ととらえられる心配はないと思われる。