出勤途中に大学のチアリーダーの練習を目撃した。本当はチアリーダーだけでなく、ブラスバンドとの合同練習だったがそちらはトリムアウトした。グローバリゼーションの影響なのか、こちらに来て何も目新しいものはないと思っていたのだが、これはこちらに来てから初め見たアメリカ固有の文化であると思った。研究室でイタリア人の同僚に見せたところ、画面中央からやや右のサングラスをかけてこちらを向いている金髪女性はhotだが、それ以外はイマイチだな、特に右から5人目のもの凄く太った浅黒い女性は電子工学科とかにいそうなタイプの女性だとコメントした。
しかしながら、私にはまさにそのような女性がチアリーディングチームに入り込んでいることにこそ、アメリカらしさが現れていると思う。日本の芸能界などでも「よくこの顔で歌手になろうと思ったな、周りは止めなかったのかな」というような人を見ることも少なくない。しかし、さすがにここまで太った女性であれば、日本では人に見られる仕事は初めから自分には縁がないものと諦めるだけでなく、大学生のうちから結婚することすら諦め、一人で生きて行けるように手に職をつけることを考えるであろう。ところがこのようなルックスの女性でもチアリーダーになってみようと思うというこの前向きな姿勢。よく見ると他にも小太りな女性は大勢いる。この「なんでここまで前向きになれるわけ!?」という点が日本にもヨーロッパにもないアメリカらしさだと思うのである。
