2011年1月30日日曜日

Mug Club

金曜日の晩にいつものBreweryで飲み会があった。前回の飲み会で25杯目のジョッキに到達しオリジナルの帽子を貰えることになっていたが前回は品切れで帽子を受け取れなかったため今回上の写真の帽子をもらった。10杯目のときはグラスをもらったのだがそれはすでに割れてしまっている。上の帽子はボウルダーに滞在した記念として生涯大事にしたいと思う。
今回の飲み会は研究室のメンバーばかりでなく研究室のボスがハーバードで一緒だったという友達(ピート)とその子供たちも参加した。もともと磁性の研究をしていて、その後ハードディスクのメーカーで働いているという。会話の流れは下のような感じであった。

ボス:「会社の調子はどうよ」
ピート:「いやー、マジで悪いね」
ボス:「どう悪いの?どれくらい悪いの?」
ピート:「あまりに悪すぎて経営陣は社員に詳しいことを話せない状況のようだ」
ポール:「買収?レイオフ?」
ピート:「良くてそんな感じなんじゃないの…」
ボス:「なんでそんなに悪いの」
ピート:「だってさ、iPhoneやiPadにハードディスクなんか入ってないでしょ。」
ポール:「デスクトップ機だって金があれば皆SSDを入れるよね」
ボス:「でもデータセンターではフラッシュやSSDは使われていないよね」

電子産業界に就職した私の大学の同級生達との会話と話の骨格は驚くほどよく似ていた。製品カテゴリーを変えれば多くの会社で当てはまる会話と思われる。あまりに痛々しいのでなるべく他の人と話をすることにしたのだが、あまりに似ていたのでよく理解できた。
私は高校2年生から大学に入るまで杉田敏の「やさしいビジネス英語」(現在の「実践ビジネス英語」)というNHKのラジオ講座を聞いていた。私が大学に入るまでは日本ではバブル経済の絶頂期にあり、テキストの内容は企業の買収といっても買収する側の話だとか海外進出先でのセクハラ訴訟予防だとか外資系企業への転職における面接といったダイナミックなvignetteが中心で、私もそのような世界に身を投じてみたいと思ったことをよく覚えている。20年くらい聞いていないが、現在のテキストは上のダイアログのような内容だとか「中国企業による買収」、「米国からの撤退」、「解雇」みたいな暗い内容になっているのではないかと想像する。でないと実践的ではないから。逆に中国語のテキストは景気の良いダイアログが中心であろう。