今日はコロラド大の卒業式。出勤前に一瞬中を覗いてみた。写真は卒業生の入場シーン。BGMは「威風堂々」。地面が白いのは前日に雪が降ったため。ところで卒業式のことはCommencement (exerrcises)という。5年前にガンを克服してアップルに復帰したStieve JobsがスタンフォードのCommencementでおこなったスピーチが話題となった。その際にこの単語を初めて知った。その後フラ語のcommencement(コモンスモン、と発音)は英語のbeginningという正反対の意味と分かり混乱した。英語でもcommenceという言葉は普通は何かを始めることと関連がある。研究社の新英和大辞典によると卒業式は新しい人生の始まり、というところから卒業式という意味になったとのこと。それって、メチャクチャいいものをヤバいと言ったりすることと同じセンスではないか。きっと大昔は若者言葉だったのであろう。
ちなみに、この卒業生達、卒業までにもの凄いお金がかかっている。州内の出身者の授業料は年間2万ドル、州外の出身者の場合は4万ドルも必要らしい。したがって学部卒業までに最低8万ドルも必要ということになる。アメリカの大学はどこも年間3万ドルくらいは当たり前で、アイビーリーグやスタンフォードなどはさらにお高いという。したがって、よっぽど秀才で奨学金で授業料や生活費を全額カバー出来ない限り、貧乏人が大学に行く道は事実上閉ざされていると思われる。あるいは莫大な借金を抱えて卒業することになる。それに対してヨーロッパではタダか、有料でも教科書代の方が高いくらいとのこと。こちらのシステムの問題点は学生が卒業したがらず、卒業する年齢が高くなってしまう点。しかも卒業後は公務員志望。これでは大学も社会も活気が失われる。日本はどうかというと、アメリカとヨーロッパの悪い所取り的状況。すなわち、授業料は年間50万円〜100万円程度でかついまいち活気に欠ける。
