この球場で1996年に野茂英雄はドジャース在籍時にノーヒットノーランを達成した。私にはそのイメージが強かったのだが、実はそのような試合は例外的で、通常は反対に乱打戦になるという。その理由はこの球場は標高が高いところにあり空気が乾燥しているためボールが飛びやすいから。残念ながら本日の試合は大きなあたりはなく、残塁が多く、送りバントと犠牲フライによってRockiesが2−1でなんとか勝つという試合だった。
送りバントや犠牲フライは英語でなんというのか調べてみた。以下のページによるとSacrifice bunt、Sacrifice flyというらしい。http://www.jc-i.jp/voca.htm#s
スコアボードのスクリーンに"SAC"と書かれていた理由がやっと分かった。他の用語を見てみると、日本で使っているほとんどの野球用語は英語では全然違う表現になっている。明日、研究室の人に報告をしようと思ったのだがこれだけ多くの記憶を修正するのは極めて難しい。
日本の英語風野球用語を決定した人たちはどんな人たちなのだろうか。ほとんどのプロ野球関係者は少なくとも高校からはほとんど英語の勉強などしたことがないはずで、"The"を「テヘ」と読んでしまうような連中のはずだ(対数を表す"log"は「ログ」ではなく「十グラム」と読むであろう)。おそらく長島茂雄が「メイクドラマ」ということばを発明したようなセンスで知っている単語を繋げてそれらしくしたのではないかと想像する。和製野球用語が英語のネイティブスピーカーから見てどれくらい変なのかは分からないが、反対の状況を考えると彼らがどう感じるかはおよそ想像がつく。
米国では非常に安易に刺青を入れるのだが、その中に日本語の単語が紛れ込んでいることが多い。それぞれの漢字や単語はおかしくないのだが全体としてはおかしいものが多い。私が実際に見た例では白人の女性の腕に「変」と掘られていたのだが、これはきっと「恋」と入れるつもりだったのだろうと思う。これくらいはまだいい方で、大半の「変な日本語」は単なる「イタい」を通り越して「そんなもの見せるな」と怒りが沸いてくるものが多い。
しかしもしかすると日本の野球用語を開発した人たち日本の優れた選手が大リーグに流れることを防ぐためにあえて和製英語で置き換えたのかもしれない。ルールや基準を変えることによって人やモノの流れを防ぐことは貿易の世界では常套手段だからだ。だとするとそれらの野球関係者は狡猾で、それらの作戦は高等戦術といえるかもしれない。
