2010年5月27日木曜日

Outcast

不可触民のこと。先日小学校で会った父兄の一人から「ブラクミン:日本の不可触民」(原題は英語)のレポートのPDFが送られて来た。"outcast"の"cast"はこの文脈では「キャスト」という発音ではなくカースト制度の「カースト」と発音。徳川幕府体勢における身分制度についていろいろ言及していた。内容は高校生の時に読んだ「日本を知るための77の鍵」という本の英語版と似た感じだ。その本の抜粋が放送大学の英語のパラフレーズ(言い換え)の教材として用いられていたのだが、文章の中身自体が驚くべき情報量と日本文化に対する鋭い観察で満たされており、長い間全編を読んでみたいと思っていた。そして昨年ついに英語版を購入した。こんなことになるならアメリカに持ってくればよかったと後悔している。
 ところで、徳川幕府のマネージメントは戦争のない安定した時代が260年も続いた素晴らしいものであったと認識されている、と以前なにかで読んだことがある。きっと皮肉なんだろうけど、世の中よく観察してみると、格差を無理矢理作り、お互いの階層を憎しみ合わせて安定させるという徳川幕府をモデルにしているのではないかと思われる図式が至る所にあるように思われる。ブッシュ政権下のアメリカもそのように見えた。徳川幕府との大きな違いは戦争をしたこと。戦争さえ起こさなければ、以外と共和党の政権がもっと長く続く安定したシステムだったりして。