2010年7月25日日曜日

来客

今晩は息子の同級生の親を招いて夕飯を食った。この秋からニューヨークのコロンビア大学に移るというので少なくともボウルダーで会うのはこれが最後であろう。この家のご主人は例の日本における差別について調べている人。彼の書いたものに中上健次の話が引用されていたので日本から両親に中上健次の本を幾つか持って来てもらったのだ。そのうちの一つの「紀州」という本を餞別にあげることにした。中上健次が生まれた三重県の新宮という町のすぐ近くに"The Cove"の舞台となった太地という町があって、その町のイルカ漁に関する記述もあると伝えたところ興味を示していた。
この家族のご主人さんは驚いたことにミシシッピー川より東側に行くのは生まれて初めてだそうだ。日本では地方に住んでいる人でも若い時に東京に一度も来たことがない人というがいるということは考えられないのだが。アメリカは国が広すぎるためそういう人も珍しくないのであろうか。ちなみに私が日本で住んだことや行ったことがある県は以下のとおり。赤が住んだことがあるところ。青は何回行ったかカウントしてないところ。黄色は訪問回数3回以下。北海道には一度も上陸していない。本州で行っていないのは和歌山県、山形県、島根県、鳥取県。四国は愛媛県。九州は福岡県以外全て行ったことが無い。三重県はこれまで伊勢や松坂は行ったことがあるがそこから先にある和歌山県を含む「紀州」で描かれている紀伊半島の沿岸の領域はある意味アメリカのナショナルパークよりもディープでエキゾチックな場所と言える。日本に帰国したら是非旅行してみたいと考えている。