2010年7月12日月曜日

Pain in the ass

うちの研究室のボスは激辛党だ。毎朝お椀一杯のハラペーニョを食べるという。タイの麺を食いに行くと、本来スープ麺全体にかける唐辛子ベースのソースが入った器の方に麺を浸してそうめんのように食べる。食い放題のインド料理屋でもカレーとは別に激辛の漬け物だけ二皿分食べる。韓国では毎食山盛りのキムチを食っていた。その人が一日に何度も言う言葉が"Pain in the ass"。てっきり辛いものを食い過ぎて肛門が痛いと言っているのかと思ったが、どうも状況や文脈と合わない。辞書で調べてみると「頭痛の種」と書いてあった。直訳は「ケツの痛み」。
ひとごとながら、あれだけ辛いものを食うと肛門がボロボロになっているのではないかと心配になる。日本に来た時に「便所で肛門を洗う装置を試しましたか? マドンナは日本に来た時に感動してまとめ買いしたらしいですよ。買って帰ったらどうですか」とそれとなくウオッシュレットを勧めてみた。大笑いしたがオレはいらないよと言われた。
日本では公共便所でもウオッシュレットは珍しくない。一方、アメリカでは一度も見かけたことが無い。もしかすると黄色人種以外辛いものを食べた翌日の排便時に肛門が痛くならないのかもしれない。そうだとしてもアメリカの全人口のうち約5%が黄色人種でそのうちの2割の人々に対してウオッシュレットのニーズがあったとすると300万個近くの装置が売れる可能性があることになる。1セット10万円として3000億円程度に相当する。今の仕事を辞めてウオッシュレットのセールスマンにでもなった方がよいかも、とすら思える。ただし、冷静に考えると公衆便所への設置は現実的ではない。それよりもまず戸が必要だ。